[劉辟討伐が決まって間も無く、攻撃部隊の発表が行われた。]




「まずは文醜!副将に田豊を付け、騎兵6千騎を率いて先陣を切れい!」



「おっしゃ〜!腕が鳴るぜ!」



「文醜将軍のサポート役ですな。解りました」



「続いて高幹!弩兵5千を率い文醜隊に続け!」




「了解でござる」





「そして審配、衝車を装備した攻城兵6千で出撃!
 …そういえば体調は良くなったの?」




「はっ ご覧の通り絶好調でございます!
前回はご迷惑をお掛けしました・・・」




「というか、気を失うまで走り込むっておかしいじゃろ」




「うっさいわ!」




「最後に私自身が井蘭を装備した攻城兵、1万で出陣する!
 今 名前を呼ばれた者以外は 留守番を頼むぞ」



「むう・・戦場に行けないのは残念だな」




「ハッハッハ! 顔良の分まで俺が戦功を立てて来るから安心しろ!」




[そして出陣当日…]



「父上、くれぐれも無茶はなさらないように…」




「臣下一同で殿のご無事を祈っております」





「ははは 賊の討伐くらいで大げさだな」




「殿、慢心は危険ですぞ?賊といえども2万の兵力を擁しているのです」




「ふっ 解っておるわ。たとえ下賎な賊であろうとも、全力で叩き潰す。
  この袁本初に慢心は無い!」



「ならば結構でございます。 では殿、そろそろ…」



「うむ。 皆の者、平原へ出陣するぞ!! 袁家の力を無知な賊どもに教えてやるのだ!」



おぉー!!



[袁紹軍 総勢2万7千の兵を率いて出陣]



「審配、どれぐらいで平原に到着するかな?」




「足の遅い攻城兵器に歩みを合わせなくてはなりませんから…
 40日は掛かるでしょう」




「殿、気をつけなくてはなりませんぞ?我々の兵糧は
 80日分しかないのですから」




「えぇ!?そ、それだけしか無いのか?初耳だ…
 てっきり200日分くらいはあるのかと…」




「なにせ攻城兵器の開発資金や兵の徴兵資金を捻出するために
 兵糧を豪快に売り払いましたからな」




「今回の出撃で、南皮の備蓄兵糧はほぼゼロになったらしいでござるよ?
 兵糧管理係の淳于瓊(ジュンウケイ)殿なんかは、心労で倒れたそうでござる」



「そ、そんなに我が軍の兵糧事情はピンチだったのか…」



「・・殿、ちゃんと軍議の内容を聞いていたのですか?」



「面目ない…」




「殿、落ち込むことはありませんぞ!行軍で40日、平原を攻略するまでに40日、
こ れだけあれば十分じゃありませんか!」



「文醜の言う通りです。劉辟など40日もあれば十分討伐可能かと。」



「そ、そうだな!よし、兵たちに行軍を急がせろ!」




[袁紹軍は攻城兵器に歩調を合わせながら、順調に進軍した]

[そして、平原では]



「てぇへんだ てぇへんだ〜!」




「なんでぇ!うるせぇぞキョウ都!
 俺はこれから都市の巡察に行かなきゃならねぇってのに」




「いやいや、ヤベェぞ劉辟。袁紹が大軍引き連れて攻めてきやがった!」



「何ィ! 何で俺達が攻められなきゃ何ねぇんだよ?」



「仕方の無い事です。この平原に拠って挙兵したからには、乱世に名乗りを上げたという事。
  ましてや劉辟殿は、元黄巾賊…
  我々を攻撃する大義名分など幾らでもありましょう」




「何だと!黄巾をバカにする気かてめぇ!!」




「止めねえかキョウ都! 喧嘩しても始まらねぇ。
 ・・おい崔エンよ、俺達が袁紹に勝つにはどうしたら良い?」




「敵は攻城兵器を持って来ております。これを破壊しない限りは…」



「そのコージョーヘーキをぶっ壊しゃ良いんだな?」




「おっしゃ!どうせ俺も城の中で待ってるなんてガラじゃねぇ!
城 の中に1万の守兵を残して、残りの1万で討って出るぜぇ!!」




「私もお供しましょう」


[劉辟軍はキョウ都が6千の兵。劉辟、崔エンがそれぞれ2千の兵を率いて出陣した]


[平原城外の袁紹軍]


「殿!平原から三部隊の出撃を確認したでござる!」



「どうやら攻城兵器を狙っているようです」




「ふむ 田豊よ、出撃した部隊の中に劉辟は居るかな?」





「劉辟軍に所属する将は、合わせて三人しか居ないと聞いております。
出撃しているのは間違いないでしょう」




「よし、ではいっちょ挨拶して来てやるか!
文醜、供をせい!」



「御意!」



[袁紹は軍の最前線までやって来た]



「敵軍に告ぐ!私はこの軍の総大将、袁紹だ!
 貴様らの陣中に劉辟は居るか!!」




「いかにも俺が劉辟だ!
やい袁紹、俺達に喧嘩売るたぁ良い度胸じゃねぇかよ!」




「ふん、それはこちらのセリフだ。賊ごときが平原の太守を名乗るとは片腹痛いわ!」



「んだとぉ?元はといえば、てめぇら役人がシッカリしてねぇから
 平原みてぇな太守も居ねえ都市が出来ちまったんじゃねぇか!
 俺に文句を言う前に、今の腐った政治をどうにかしろってんだ!」





「その腐った政治を正すため、我らは正義の軍を挙げたのだ!
 そして手始めに、貴様らのような腐った賊を天下から排除する!!」





「おもしれぇ!何の苦労も知らず、ぬくぬくと育ってきたお坊ちゃんに
下の者の苦しさって奴を分からせてやるぜぇ!」





「ふっ 黄巾の乱に乗じて、民を苦しめた当事者が何をほざくか!
 全軍、攻撃準備を始めろ!賊軍を徹底的に叩き潰すぞ!!」



[こうして、袁紹軍vs劉辟軍の戦いは幕を開けた]




「まずは私の井蘭部隊で敵城に攻撃を仕掛ける!
 審配の衝車部隊はそれに続け!」




「ははっ!」




「よし!では井蘭部隊、敵城の守兵に火矢を浴びせてやれ!」





「我ら衝車部隊は一刻も早く城壁に取り付くのだ! 前進開始!」



[袁紹の井蘭隊が火矢を放ち、平原の兵力が大幅に減少 審配の衝車隊は城壁に接近中]



「アレが攻城兵器ってヤツか!確かに放っておくとやべぇな」



「俺に任せとけ!あんな脆そうなモン、すぐにぶっ壊してやるぜ!」



「おし、頼んだぞキョウ都!」




「おら〜!キョウ都様の突撃だぁ!道を空けろぃ!」





[キョウ都隊の突撃によって袁紹の部隊は後ろに押し込まれる]



「くっ 小賢しい! 文醜、ヤツの部隊を追い払え!」



「お任せあれ! おい田豊、俺について来い!!」



「承知した。しかし将軍、あまり無茶な戦いはしないように・・・」




「ハッハッハ! それは無理な注文だな!
 野郎共!俺に続けい!!」





[文醜の騎馬隊による突撃がキョウ都隊に炸裂!クリティカルによってキョウ都の部隊は大打撃!]



「我こそは騎将文醜!俺の突撃、止められると思うなよ!」



「くっ!何が騎将じゃ!ちょっと馬の扱いが巧いからって調子に乗るんじゃねぇ!」



「あん?誰だキサマ?」




「てめぇ、このキョウ都を知らんのか!
 かつて黄巾にキョウ都ありと謳われた・・・」




「どうやら敵将のようですな。」




「ほう、良い事を聞いた。俺の名は文醜!
 敵将キョウ都、もう逃がさん!!」




「へっ 青二才が調子にのんなよ?キョウ都さまの力、拝ませてやるわ!」



[文醜部隊の突撃から、文醜vsキョウ都の一騎討ちが発生!]



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